こちら、当道の駅のメインエントランス内にあるカウントダウンボードです。
現在、函館ICか北斗茂辺地ICまで開通している「函館・江差自動車道」が、2019年度中に木古内IC(仮称)まで延伸する予定ですが、その仮想の開通日までのカウントダウンを表すものです。
本日、11月19日時点で「たぶん」あと863日。
あと2年と少しで、道南の中心地帯である函館市と、北海道新幹線木古内駅のある木古内町が1本の高規格道路(無料の高速道のようなもの)で結ばれるのです。
赤い点線になっている、北斗茂辺地ICから木古内IC(仮称)の区間ですね。
つい先日、11月15日にこの区間の中で最も長い橋を歩いて渡り初めするという、町民向けイベントが開催されたので行って来ました。
▼ バスから巨大なコンクリートの塊が見えます。もしかしてこの橋?
▼ と思ったら、まだ先がありました。
んん? どこかで見たことのある名前が付いているようですね。それも4つ。
今回は全長473mの「別当大橋」を歩いて渡ります。
▼ まだ道路としての設備が設置される前なので、実にシンプルな風景ですね
▼ 木古内小学校の子供たちも一緒に歩きます。
▼ いろいろと説明とか祝辞とかありまして
▼ 風景を撮影していたら、置いてきぼり状態。皆さん足が速いです。
実は、この橋銘板、先程の4人の小学生たちが揮毫したものなのです!
上手な字ですね~。
さらに、それぞれの橋の名前についてです。
先程少し触れましたが、木古内町を象徴するイベントから採ったものなのです。
それは『寒中みそぎ祭り』から。
江戸時代の天保年間から連綿と続く厳寒の神事である「寒中みそぎ祭り」。
穢れなき4人の若者が3日2晩の間、断続的に水垢離を続ける真冬の荒行なのですが、この4人の若者の称号が橋の名前になったのです。
一番上の位から順に「別当」、「稲荷」、「山の神」、「弁財天」。
橋の名前も、全長が長い順に、別当から弁財天まで名付けたそうです。
あくまでも距離順なので、走行順ではないことにご注意です。
でも、全体的に向いている方向が正面からずれているような...
▼ 橋の全体が写る所まで飛行したドローンに向かって、みんなでポーズ!
▼ 被写体とドローンの位置関係。空に浮かぶ点がドローンです。
良い記念写真になりそう。でき上がりが楽しみです。
これで別当大橋の渡り初めイベントが終わりました。
当日寒い中に参加された人はもちろんですが、実際に橋梁の建設に携わった皆様、大変お疲れ様でした。
大きな橋が4つもできて、2019年度末に予定されている「函館・江差自動車道」の「木古内IC(仮称)」延伸まであと少しですが、まずは安全第一で工事を進めてもらえればと思います。
そして完成の暁には、利用者となる我々はどんどん走って、函館と木古内の間を行ったり来たりしましょう。