道の駅オープンの思いと経緯
北海道新幹線木古内駅の開業まで2ヵ月と少しに迫った、雪の降る日。2016年1月13日のことです。「寒中みそぎ祭り」の初日でもあります。
木古内駅前で道の駅「みそぎの郷 きこない」がオープンしました。
人口4,500人を割り込み、消滅可能性都市のランキングでは全国ワーストのかなり上位に位置する木古内町。
そんな厳しい状況下で、北海道新幹線開業という世紀の大チャンスを最大限に活かすべく、木古内町では、近隣の道南西部9町エリアを巡る広域観光の拠点として、木古内駅前に道の駅を整備しました。
木古内駅で降り立つお客様が道の駅に立ち寄り、道南西部9町エリア(知内町,福島町,松前町,上ノ国町,江差町,厚沢部町,乙部町,奥尻町,木古内町)の旬な情報を入手することにより、同エリアの旅を満足行くものにしてもらいたい、という思いから、道の駅には様々な仕掛けを施しています。
とは言え、木古内町は観光地としては知名度が決して高くなかったこともあり、果たしてお客様にどれだけご利用して頂けるか、全く自信が無い状態でのスタートだったのです。
ところが、フタを開けてみると予想を大幅に上回る混雑が続きました。
そのため、急遽POSレジを増設したり、テイクアウトコーナーを分離増設したりと、混雑緩和の対策を施さなければならない程だったのです。
100万人!
そんなこんなで、オープンから681日が経った2017年11月23日のこと。
ついに累計の来館者数が「100万人」に到達しました!!!!!!!!!!
平均して1日あたり約1,500人と、木古内町の人口(約4,500人)の3分の1に相当するお客様に連日お越し頂いていることになります。
さらに、100万人ともなると、木古内町の人口の222倍もの数字でもあります。
この状態には、「まさかこんなにとは...」と関係者一同、一様に驚いています。
もちろん、これだけの数字に到達できたのは、日頃からご愛顧を賜っているお客様、そして様々な形でご支援して頂いているお取引先様や関係各所の皆様のお陰であることはもちろんです。
皆様には篤く御礼を申し上げます。
100万人目の幸運なお客様
では、記念すべき「100万人目」となったお客様はどなただったのでしょうか?
実は直前、100万人にあと僅かまで迫った舞台裏では、「誰かな?誰かな?」とスタッフが落ち着かない様子でその瞬間を待っていました。
もちろん屋外から当駅に向かって来るお客様にはその様子は分かりません。
ドキドキ...
ビックリされているようですね。
木古内町から山向かいに位置する「厚沢部町」からお出での長原さんご家族でした。
ちなみに厚沢部町は、冒頭にご紹介した「道南西部9町」の一つでもあります。
▼ 引き続いて、こちらの記事でお知らせしていた記念品等の授与式に移ります。
▼ 木古内町の大森町長からは「木古内産 ふっくりんこ 100kg」がプレゼントされました
もちろん、100万人記念だから100kgです。
持ち帰るのも一苦労だったでしょうね。(もちろん、いやになるくらい木古内産米を召し上がってもらうのが狙いです。)
▼ わざわざ木古内町まで駆けつけて下さった、北海道檜山振興局の産業振興部長、川上様からは「江差産 紅ズワイガニ 3杯セット」が。
合わせて3kg近くにもなるそうです。
食べても食べても量が減らないくらい、たくさん入っているんでしょうね。
「100万人到達が近いという噂を聞いていたので、様子を見にフラッと立ち寄ってみたら、まさか自分が...」と驚きを隠せないご様子。
▼ ラッキーな長原さんご家族を囲んで、当道の駅スタッフ一同も一緒に「はい、ポーズ!」
長原さん、本当におめでとうございました。
▼ 引き続き、もう一つの大イベント「100万人達成日予想クイズ」の抽選に移ります。
合計で900人以上ものお客様からご応募を頂いたクイズでしたが、どうせならということで、ラッキーな長原さんに当選者の抽選を行なってもらいました。
正解の「11月23日」と記入された応募用紙を箱に入れ、当選者を抽選します。
同じ町内ということで、速攻で(呼び出して)お呼びして記念撮影!
鋭い洞察力と幸運さを兼ね備えた大高さんには、記念品として、乙部町の温泉旅館「光林荘」のペア宿泊券が贈呈されました。
赤褐色のお湯でポカポカになって、美味しいお料理ときれいなお部屋も楽しめる、評判の良いお宿です。
おめでとうございます!
▼ 最後に、偶然居合わせた幸運なお客様に記念品として、木古内町の名産品「みそぎの舞」を100名様にプレゼント。
最後に
繰り返しになりますが、100万人という大きな節目に到達できたのは、いつもご来館して下さっているお客様や、様々な形でご協力頂いている関係各所の皆様のお陰です。誠にありがとうございます。
道の駅みそぎの郷きこないでは、そのご恩に報いるべく、引き続き地域のために微力を尽くして参ります。
皆様にも、恐れ入りますが引き続いてのご支援や叱咤激励の程、よろしくお願い申し上げます。
さて、次の節目はどうしましょうか?
110万人?
200万人?
それとも123万4千567人?
乞うご期待!