道の駅みそぎの郷きこないの目の前にある木古内駅と、五稜郭駅(実際は函館駅まで乗り入れ)との間を結び、津軽海峡沿いを走る「道南いさりび鉄道」。
この鉄道会社の社名の元になっているのが、いわゆる「漁り火」です。
みなみ北海道エリアで盛んな「イカ」漁の集魚灯が、夕闇の水平線上にいくつも連なって見える様子を「漁り火」と呼びます。汽車の車窓からこの漁り火が見えることが社名の由来となっています。(手持ちで良い感じの写真が無いので分かりにくいですが...)
ただ、この漁り火の情景を車内からじっくり眺める、または撮影しようとすると、車内の照明が窓ガラスに反射して見辛くなることがありました。
そこで、道南いさりび鉄道では『夜景列車』と銘打って、漁り火が良く見える一部区間において、車内の明かりを大幅に少なくするという小粋な取り組みを行なっています。
夜景列車
内容は、道南いさりび鉄道の公式ホームページから発表資料(※2018.5.30.リンク先ページ削除がされたためリンク解除※)を転載しますのでご覧ください。
まとめると、函館駅16:24発~木古内駅17:28着、木古内駅19:00発~函館駅20:00着の2便に乗ると、漁り火が良く見える上磯駅~札苅駅間において、2両編成の2両目の車内照明が減灯になるというものです。
運行日は、11/29、12/1,2,8,9,15,16,22,23,24です。
また、この夜景列車は通常の普通列車として運行されるため、特別なチケット手配やお申し込み等は全く不要です。普通に片道切符を買って乗車すればOK!
さらに、木古内駅前にある道の駅みそぎの郷きこない内のレストラン「どうなんde's Ocuda Spirits」では、一部日程以外で、お食事するとワンドリンクサービスとなる特典もあります。
帰りの時間までの過ごし方
誠に申し訳ないのですが、道の駅みそぎの郷きこないは通常通り18時で営業終了となります。
その場合、復路19時発の便までの時間帯で、木古内駅前徒歩圏内の過ごし方を、夕食スポットを中心にご紹介します。
(営業時間等は取材時点の情報です。宴会予約などで臨時変更となる可能性があります。)
- 飲食『どうなんde's Ocuda Spirits』
道の駅の中にあるイタリアンレストランです。道の駅閉館後は、駅前通りに面した別の出入り口を使います。
営業11:00~14:00、17:30~20:45L.O.・不定休・TEL 01392-6-7210・木古内町字本町338-14 - 飲食『軽食・喫茶 CoCo』
道の駅のすぐ隣りにある喫茶店です。パスタやピラフなど、お食事をとることもできます。
営業9:00~19:00・不定休・TEL 01392-2-2848・木古内町字本町535 - 飲食『蕎麦処 瑠瞳』
駅から徒歩4分程の蕎麦店です。蕎麦メインですが、木古内産「はこだて和牛」メニューがあるのが特徴です。
営業11:30~14:30、16:30~19:30・不定休・TEL 01392-2-5658・木古内町字本町156-3 - 飲食『和洋亭苑 あおき』
駅から徒歩4分程の食堂です。メニューは豊富にありますが、ハンバーグ系が特に好評のようです。
営業11:00~20:00・不定休・TEL 01392-2-2052・木古内町字本町225-1 - 飲食『そば処 石川屋』
駅から徒歩7分程の食堂です。「そば処」となっていますがメニューは非常に豊富です。
営業11:00~20:00・不定休・TEL 01392-2-2146・木古内町字本町78 - 飲食『清本鮨』
駅から徒歩4分程の寿司店です。カウンターで気軽に新鮮なネタを味わえます。
営業11:00~22:00・月曜定休・TEL 01392-2-2371・木古内町字本町60 - 飲食『鮨 美乃久』
駅から徒歩3分程の寿司店です。カウンターで店主との陽気な会話も楽しまます。
営業16:00~22:00・不定休・TEL 01392-2-2156・木古内町字本町332-6 - 買物『スイーツギャラリー 北じま』
駅から徒歩1分の洋菓子店です。函館塩かすてらや二十軒坂ばうむの切れ端を販売していることも。
営業9:00~19:00・日曜定休・TEL 01392-2-2209・木古内町字本町330-4 - 買物『東出酒店』
駅から徒歩3分程の酒販店です。木古内町内限定販売の「みそぎの舞」の試飲もできます。
営業9:00~18:00・不定休・TEL 01392-2-2073・木古内町字本町329 - 買物『末廣庵』
駅から徒歩3分程の和菓子店です。木古内土産の定番「孝行餅」を作っています。
営業9:00~18:00・元日休・TEL 01392-2-2069・木古内町字本町237 - 観光『みそぎ浜』
駅から徒歩7分程、「寒中みそぎ祭り」で最後に海中みそぎを行なう場所です。
駅前通りを道なりにまっすぐ進むと、正面に見える大きな鳥居が目印です。
ここからも漁り火を眺めることができます。 - その他、居酒屋などもあります。詳しくは観光コンシェルジュにお尋ねくださいませ。
夕暮れや夜景の綺麗な時間帯
道南いさりび鉄道では、今回の「夜景列車」とは別に、夕暮れや夜景を車窓から楽しめる時間帯について、年間を通した一覧表を発表してくれました。
こちらも発表資料を転載させて頂きます。
夕暮れや夜景を楽しむためには、「日没」の時間帯を把握することが重要ですが、この資料を見ると一目瞭然!
今回の夜景列車にご乗車できない方も、この資料を参考に、道南「いさりび」鉄道の旅を計画してみてはいかがでしょうか。